Express Converter シリーズ
A/D変換ボードAPX-510のQ&A


1. 導入前に

2. 製品の使用に関して

 

1. 導入前に

Q1 推奨するPC仕様を教えてください。

答え

以下仕様を満足するPCを選定ください。
・PCIフルサイズが実装可能。
・無風状態でないこと(ボード付近に対流があること)
・隣接するスロットに磁束を発生させるような基板が無いこと。
・PCI Express Base Specification Rev 1.0a x4 が実装可能。

Q2 ケーブルは付属していますか?また、コネクタは何ですか?

答え

付属しておりません。
ご購入に関しては弊社営業部へご確認ください。
コネクタはSMA(F)です。

Q3 製品購入後、すぐに動作評価を行える付属のソフトウェアはありますか?

答え

SDKにサンプルを付属しています。
また、弊社会員ページから評価アプリケーション(無償未サポート)をダウンロードしてご使用いただけます。

Q4 SDKの制限事項はありますか?

答え

電源管理であるスリープ(サスペンド)や休止状態(ハイバネーション)の状態では正常動作できません。連続運転させるシステムではこれらの機能をOFFにしてください。

Q5 1台のPCに複数枚接続して使用できますか?

答え

デバイスドライバでは1シリーズあたり最大4枚までの制御が可能です。
複数接続する場合、PCI Expressのスロットごとにパフォーマンスが異なる場合がありますので、一度ご評価頂くことをお勧めします。

2. 製品の使用に関して

Q1  入力できる周波数は何MHzまでですか?

答え

アナログ帯域は 20MHz@-3dB(代表値)となります。

Q2 2CHを同期入力(同時)して使用することはできますか?

答え

外部トリガを使用することで実現できます。
オンボードクロックでは±1クロックの誤差があります。
誤差を無くすには低速の外部クロックを入力してください。

Q3  シングルエンド入力を2chとありますが差動入力は出来ますか?

答え

差動入力は対応しておりません。

Q4 外部トリガ入力・外部クロック入力の入力レベルは何ですか?

答え

LVTTLレベル(5Vトレラント有)です。

Q5 4bitのDIO機能がありますがレベルは何ですか?最大スピードは?

答え

LVTTLレベルです。
DI:66MHz(CL=15pF) 【カタログ値:Tpd=10ns(max)】
DO:50MHz(CL=50pF) 【カタログ値:Tpd=13.5ns(max)】
(DOはレジスタ出力のため、PCの速度に影響します。)

Q6  搭載したFPGAにより多彩なトリガモード・処理機能を提供とありますが、どのような処理機能ですか?

答え

標準品とは異なるため、弊社営業部へご確認ください。

Q7  自分達が持っているアルゴリズムをFPGAにインプリしていただく事は可能でしょうか?

答え

標準品とは異なるため、弊社営業部へご確認ください。

Q8  アナログ部の詳細な情報が欲しいのですが?

答え

アナログ部は公開しておりません。

Q9  アンチエイリアシングフィルターは搭載されていますか?

答え

搭載しておりません。
SMAコネクタ直近に搭載してください。

Q10  ストレージできる時間はどのくらいですか?

答え

2MBのサイズを取得できます。
サンプリング周期により時間は異なります。

・サンプリング周期=10ns  :20.44ms(=10ns×2044KB)
・サンプリング周期=655.36us:1399s (=655360ns×2044KB)

Q11  他社の信号処理ソフトウェアへの接続を行いたいのですが?

答え

LabVIEW用のVIライブラリ(※LabVIEW 8.6 以上)を弊社会員ページからダウンロードしてご使用いただけます(無償未サポート)。

Q12  サンプリングのモードについてはどのようなものがあるのでしょうか?

答え

・シングルモード
・ノーマルモード
・シーケンスモード
・ストリームモードが御座います。
各モードの詳細につきましては、ユーザーズマニュアルをご参照下さい。