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3310シリーズ
SDK-APC3310に関するQ&A


 

1.全般

1-1

対応しているOSは何ですか?また、64bitOSに対応していますか?

1-2

対応しているボードは何ですか?

1-3

「APC-3310A/B」・「APC-3310ART」・「APC-3310CL」・「ACP-360」の違いは何ですか?

1-4

複数のボードを使用する事はできますか?

1-5

英語対応していますか?

1-6

2Tap入力に対応していますか?

1-7

対応しているカメラは何ですか?

1-8

評価版と製品版の違いは何ですか?

1-9

最新版のドライバを入手したいのですが?

1-10

PSM-3310-01のソフトウェア開発は可能ですか?

1-11

データ転送能力はどのくらいですか?

1-12

取り込み開始→終了→画像転送開始→終了の流れではないのですか?

1-13

APC-3310B使用時の制限事項はありますか?


2.ライブラリ

2-1

ライブラリにランタイムはありますか?

2-2

開発環境は何ですか?

2-3

他社の画像処理ソフトウェアへの接続を行いたいのですが?


3.サンプル

3-1

イニシャルファイルとは何ですか?

3-2

初期化の際にエラーが出るのですが?

3-3

サンプルアプリケーションのソースコードは付属していますか?

3-4

サンプルには、どのようなものが用意されいますか?

3-5

サンプルアプリケーションで、撮影した画像を保存する事はできますか?

3-6

画像入力を行っていると次第に描画が遅くれ最後にエラーが出るのですが?


4.外部トリガ

4-1

外部トリガとは何ですか?

4-2

検出エッジは選択できますか?


5.ランダムトリガ

5-1

ランダムトリガシャッタとは何ですか?

5-2

ランダムトリガシャッタで撮影ができないのですが?


6.シリアル通信

6-1

シリアル通信を行う事は可能ですか?

6-2

画像入力中に、シリアル通信を行う事は可能ですか?

6-3

シリアル通信のツールはありますか?

6-4

シリアル通信にて不定データが入ることはありますか?


1.全般

Q1-1 対応しているOSは何ですか?また、64bitOSに対応していますか?

答え

Windows2000/XP/Server2003/Vistaとなります。
64bitOS対応に関して、現在のところ対応予定はありません

Q1-2 対応しているボードは何ですか?

答え

「APC-3310A/B」・「APC-3310ART」・「APC-3310CL」・「ACP-360」の5機種となります。
※APC-3310とAPC-3310Aの違いは、PCI3.3V 5V両対応したものです。
※APC-3310AとAPC-3310Bの違いは、PCIバス64bit66MHzに対応しました。
その他の変更点については、APC-3310BHWマニュアルを参照下さい。

Q1-3 「APC-3310A/B」・「APC-3310ART」・「APC-3310CL」・「ACP-360」の違いは何ですか?

答え

主な違いは、「入力画像信号」です。以下のようになっています。

<APC-3310A>
入力画像信号:LVDS
PCI bus 32bit/33MHz/3.3、5V
<APC-3310ART>
入力画像信号:RS-422
PCI bus 32bit/33MHz/3.3V, 5V
<APC-3310B>
入力画像信号:LVDS
PCI bus 64bit/66MHz/3.3、5V
<APC-3310CL>
入力画像信号:CameraLink
PCI bus 32bit/33MHz/3.3V, 5V
<ACP-360>
入力画像信号:LVDS
Compact PCI bus 32bit/33MHz

Q1-4 複数のボードを使用する事はできますか?

答え

可能です。

ボードを判別する為に、各ボードに対して「0」〜「7」までのボードIDを設定する必要があります。
設定はボード上のディップスイッチにて行います。
ディップスイッチの位置、設定方法に関しては、別途マニュアルをご参照下さい。

Q1-5 英語対応していますか?

答え

インストーラ、ライブラリ、サンプルは対応しております。
マニュアル、及びサンプル内のコメントは日本語のみの対応となります。

Q1-6 2Tap入力に対応していますか?

答え

対応しております。

Q1-7 対応しているカメラは何ですか?

答え

以下のフォルダを参照して下さい。

エリアカメラ → [インストールフォルダ]-[AVALDATA]-[SDK-APC3310VerXXX]-[AreaSensor]-[InitialFile(Area)]
エリアカメラ → [インストールフォルダ]-[AVALDATA]-[SDK-APC3310VerXXX]-[LineSensor]-[InitialFile(Line)]

ご使用となるカメラがこのリストに含まれていない場合、弊社までご連絡ください。

Q1-8 評価版と製品版の違いは何ですか?

答え

「評価版」にはサンプルソースコードが付属しておりません。
実行ファイル形式のみの提供となります。
評価版については、弊社HPよりダウンロードが可能です。
実際のプログラミングを開始した際のサポートは、
サンプルコードをベースに行いますので、
ボード初回購入時に必ずSDKも購入いただきますようお願い致します

Q1-9 最新版のドライバを入手したいのですが?

答え

弊社HPより評価版をダウンロードして下さい。
パッケージ内に最新版ドライバも含まれております。

但し、HWのバージョンによっては最新のドライバが正しく機能しない場合が
ありますので、その場合は、HWを最新版にバージョンアップして下さい。

Q1-10 PSM-3310-01のソフトウェア開発は可能ですか?

答え

このパッケージでPSM-3310-01のソフトウェア開発はできません。
PSM-3310-01のソフトウェア開発パッケージを別途用意しておりますので、
開発の際は、ご購入いただく形となります。

Q1-11 データ転送能力はどのくらいですか?

答え

弊社のよる実測として、平均100MByte/secとなっております。
但し、PCによる個体差もありますので、あくまで目安としてお考えください。

Q1-12 取り込み開始→終了→画像転送開始→終了の流れではないのですか?

答え

上記の流れはフレームメモリタイプのメモリの流れと思われます。
APC-3310シリーズでは、FIFOタイプのメモリを採用しておりますので、

取り込み開始→画像転送開始→画像転送終了

となり、「画像転送終了=取り込み終了」となります。

Q1-13 APC-3310B使用時の制限事項はありますか?

答え

以下の制限事項があります。
・1回のDMAサイズが64Byteで割り切れない場合は、DMA終了待ち関数でエラーとなります。(PLDシール:Aの場合)
・Ver.7.2.0より前のドライバ使用時に、強制停止後データがずれる現象になる場合があります。

2.ライブラリ

Q2-1 ライブラリにランタイムはありますか?

答え

ランタイムはありません。
ランタイムによる費用は発生致しませんので、1本ご購入頂いた後はコピーフリーとなります。

Q2-2 開発環境は何ですか?

答え

「Visual Studio 6.0」以降になります。
「Borland C++」などでの開発も可能です。

Q2-3 他社の画像処理ソフトウェアへの接続を行いたいのですが?

答え

以下、画像処理ソフトウェアへの接続方法については、
ドキュメントを用意しておりますので、そちらを参照して下さい。
 ・eVision (euresys社)
 ・FVL (FAST社)
 ・HALCON (MVTec社)
 ・MIL (Matrox社)
他のソフトウェアにつきましては、弊社営業までご連絡下さい。

3.サンプル

Q3-1 イニシャルファイルとは何ですか?

答え

カメラごとの設定情報が記載されているファイルです。

Q3-2 初期化の際にエラーが出るのですが?

答え

以下の様な状況が考えられます。
 ・ドライバ登録後一度シャットダウンをされていない。(正常に登録が行われていない)
 ・別アプリケーションでデバイスがオープンされている。
 ・前回不正な状態で終了している場合

いずれの場合も、再度アプリケーションを起動しなおしても状況が変わらない場合は、
一度シャットダウンを行い、再度起動してください。

Q3-3 サンプルアプリケーションのソースコードは付属していますか?

答え

「製品版」をご購入されている場合は付属しております。
「評価版」をご使用の場合は付属しておりません。

Q3-4 サンプルには、どのようなものが用意されいますか?

答え

以下のものが用意されております。
詳細は、[マニュアル]-[基本編アプリケーションノート]をご参照下さい。

<エリアセンサ>
 ・ ModelA1 → 一画面取り込み処理モデル
 ・ ModelA2 → 画像記録系モデル
 ・ ModelA3 → 高速ワークモデル
<ラインセンサ>
 ・ ModelL1 → 2次元取り込み処理モデル
 ・ ModelL2 → 取り込み並列画像処理モデル
 ・ ModelL3 → CD検査モデル
 ・ ModelL4 → 基板検査モデル
 ・ ModelL5 → 連続ワークモデル
 ・ ModelL6 → 無限長ワークモデル

Q3-5 サンプルアプリケーションで、撮影した画像を保存する事はできますか?

答え

可能です。
bmp/bin/csv形式の対応となっております。

Q3-6 画像入力を行っていると次第に描画が遅くれ最後にエラーが出るのですが?

答え

原因としていくつか考えられます。

・PCIの帯域を越える入力をしてしまった場合や複数枚ボードが実装されている場合。
 入力サイズ等を変更することで改善されることがあります。
・マザーボードのPCIバスの転送能力が低い場合。
 ドライババージョンがVer.7.1.4以上を使用することで改善される場合があります。
 別のマザーボードを使用し同様の現象が出ないことを確認して下さい。

4.外部トリガ

Q4-1 外部トリガとは何ですか?

答え

外部より入力するトリガ信号の事です。
信号は5V、TTLで、各ボードに入力します。
外部トリガを使用する事により、取り込み開始のタイミングを制御する事ができます。

Q4-2 検出エッジは選択できますか?

答え

選択不可です。「立下り」のみ対応となります。
トリガとして認識する為に、Low期間が最低「1us」以上必要となります。


5.ランダムトリガ

Q5-1 ランダムトリガシャッタとは何ですか?

答え

ボードより出力する露光制御信号(ランダムトリガ)の幅で、カメラの露光を制御するものです。
トリガ論理が「正論理」の場合、High期間(High幅)が露光時間となります。
トリガ論理が「負論理」の場合、Low期間(Low幅)が露光時間となります。
電子シャッタとは違い、露光時間を細かく設定する事ができます。

(注意)
 「ランダムトリガシャッタ」という呼称は、全てのカメラメーカで共通ではありません。
 このページでは、上記のような機能を全て「ランダムトリガシャッタ」と呼称します。

Q5-2 ランダムトリガシャッタで撮影ができないのですが?

答え

以下の事が考えられます。

 ・ カメラがランダムトリガシャッタモードになっていない
  → カメラの仕様書を参照して、モードを変更してください。

 ・ トリガ論理(正論理、負論理)がカメラと一致していない
  → ボードとカメラのトリガ論理設定を一致させてください。

 ・ カメラ側のトリガ信号がCC1以外に割り当てられている
  → この場合、ボードからの露光制御を行う事ができません。

 ・ 撮影は成功しているが、トリガ幅設定が短すぎて、十分な露光が得られていない
  → トリガ幅を長く設定するか、対象物に対して光源を当ててください。


6.シリアル通信

Q6-1 シリアル通信を行う事は可能ですか?

答え

可能です。

外部コントローラ(COMポート)での通信が可能です。
但し、専用の接続ケーブル「CBL-Z054」が必要となります。

Q6-2 画像入力中に、シリアル通信を行う事は可能ですか?

答え

カメラと通信する事は可能ですが、
その場合の通信データや画像データの保障はできません。
シリアル通信を行う場合、画像入力を一旦停止してから行う事をお薦めします。

Q6-3 シリアル通信のツールはありますか?

答え

弊社ではシリアル通信に関するツールは用意しておりません。

通信には「ハイパーターミナル」
又はカメラメーカが用意している通信ソフトを使用して下さい。
通信方法・コマンドなどに関しては、カメラ仕様書などをご参照願います。

Q6-4 シリアル通信にて不定データが入ることはありますか?

答え

カメラの電源が入っていない場合、カメラリンクケーブルが接続されていない場合、
カメラリンクケーブル自体にノイズがのった場合等に、
不定なデータが外部コントローラ(COMポート)に入ることがございます。
お手数ですが通信ソフト側での回避をお願い致します。