新入社員座談会

今年度の新入社員は、男性5名。
当社の場合、過去10年を振り返ってみても、人数が多い年となりました。
インタビューは11月初旬に行い、和やかな雰囲気の中、今頑張っていること、現在の生活などについて、様々な話を聞くことができました。
これから就職活動をスタートする学生の皆さんに、その一部をご紹介します。

就職活動

― 皆さんの就職活動、アバールデータを知ったきっかけを教えてください。

OT:私は留学生としてグアテマラから来日して、専門学校へ入学しました。進路を考える時期になって大学へ編入か就職するか悩みましたが、希望していた仕事をやりたい気持ちが強かったので、就職することを選びました。日本語能力に不安があったため、周囲より早めに準備した方が良いと考え、就職活動が解禁になる半年前から活動を始めました。アバールデータを知ったきっかけは、学内合同企業説明会です。参加企業一覧の中から、回路設計に関われる会社を探していて見つけました。

― 当社に興味を持ったポイントはありますか?

OT:もともとモノづくりに興味があり、説明会で話を聞いて、自分が理想としているような技術力があって、また回路設計ができる会社であることに興味を持ちました。また学歴に関係なく仕事を任せてもらえるという点も、プラスになりました。

― 面接ではしっかり話していたことが印象的ですが、試験対策はどのように行いましたか?

OT:本を買って勉強し、面接の練習もしました。選考当日は応募者が多く気後れしましたが、私は工業高校と専門学校で併せて5年間工学系の勉強をしてきたので、そこは自信を持って臨もうと思いました。

YK:私は学内求人を中心に就職活動を行っていました。製品に幅広く携わることができる仕事がしたいと思っていたところにアバールデータを知り、技術力や一貫したモノづくりをしている点に惹かれました。

HT:私は、合同企業説明会などのイベントに参加したり、就職サイトを使ったり、友人と情報交換をしながら、就職活動をしていました。アバールデータは学校の就職担当の方から紹介されました。ハードウェアとソフトウェア両方に関われること、また家から近くて通いやすいことも魅力でした。

KT:周りより少し遅めの4月から就職活動を開始し、初めのうちはあまり業界を絞らずに選考を受けていて、なかなか内定に結びつかず一旦挫折してしまいました。8月頃から気持ちも新たに就職活動を再開し、その時に学校の就職課の紹介でアバールデータを知りました。

― 企業を絞って選考を受けるようになってから、状況は変わりましたか?

KT:はい。まず就職課の方に面接の特訓をして頂きました。それに加え、企業研究をきちんとするようにしたところ、選考に通るようになりました。それまでは「どこかに就職できればいいや」という安易な気持ちで受けており、それではいけないと気付きました。

― 当社のどこに魅力を感じましたか?

KT:アバールデータは業務内容ももちろんですが、社歴が長く業績が安定しており、今後の事業展開の説明から将来性があると感じました。個人的には私服で働けるというのもポイントでした。

 

DI:私はFPGAを扱っている会社を中心に企業探しをしていて、開発設計職のような黙々と取り組める仕事に就きたいと思っていました。アバールデータを知ったのは、研究室の繋がりでインターンシップに参加したことがきっかけです。会社説明会に参加した際には、当時お世話になった先輩に就職活動の相談にも乗って頂きました。

― 入社前と入社後で印象は変わりましたか?

DI:私はインターンシップに参加していた時の印象と、ギャップはないです。居心地の良い職場だと感じています。

KT:入社前から会社の雰囲気に良い印象を持っていましたが、入社後は更に良くなりました。

OT:私も同じく、働きやすい環境だと思っています。

HT:入社前は真面目で静かな会社というイメージがありましたが、入社後は周りの人とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていく、活気のあるイメージに変わりました。

YK:入社後も印象は特に変わりなく、硬派で真面目な会社というイメージです。

 

研修について

― 新入社員研修はいかがでしたか。

HT:学生の時はソフトウェアを主に学んできたので、ハードウェアの研修は新しい事ばかりで大変でしたが、チャレンジできて良かったです。

KT:研修中は先輩方が忙しい中、質問も丁寧に答えていただき、しっかり学ぶことができました。成果発表では、普段なら頭が真っ白になり早口になってしまいますが、発表練習も先輩方にご指導いただき、当日は落ち着いて話すことができました。

DI:かつて勉強した内容も忘れている部分があったので、思い出す良い機会になりました。

YK:FPGAの知識がゼロだった為、ついていけるか心配でしたが、先輩方に一から指導いただき無事に課題を終えることができました。

OT:私もFPGAは初めてだったので難しく感じることもありましたが、ずっと興味を持っていた分野をようやく学ぶことができ、楽しかったです。

 

― 研修中はしっかり学ぶことができたと聞けて安心しました。私も研修発表に同席しましたが、皆さん堂々と発表が出来ていましたね!

― OJTではどんなことを行いましたか?

KT:OJTの初めは、ソフトウェアの基礎を復習し、その後、ハードウェアの評価アプリを作りました。どんな評価が必要なのか、まず評価対象のハードウェアの仕組みを理解しなければならず、その勉強も大変でした。評価基準書の作成も、部品によって異なってくるので難しかったです。現在も先輩に指導いただきながら取り組んでいますが、進捗状況を先輩に報告する際、なかなか合格ラインに達することができません。思うようにできず行き詰まることもありますが、厳しく指導いただけることはとても有難く思っています。自分で考えて答えを出すこともあれば、じっくり時間をかけて教えていただくこともあります。

HT:私は仕様書の作成に苦戦しています。私の書いた仕様書を同じグループの3人の先輩方に見ていただき、足りない部分などをご指摘いただきながら、努力している最中です。先輩方からは、周りに聞きながら進めていくこと、また、自分が受け持った枠を超えて、お客様との受注も視野において作っていかなければならないことを教えて頂きました。今はいろんな知識を吸収して、今後周りの先輩方との意見交換も含め、積極的になれるように頑張っていきたいです。

OT:私は治具基板を作りました。その為に、回路図・FPGA・設計仕様書について学びましたが難しかったです。時間がかかりましたが、初めて自分で設計したものが動いた時は嬉しかったです。担当の先輩からは私が理解するまで丁寧に教えていただき、助けていただくばかりです。とても感謝しています。

YK:私はFPGAについて勉強中です。先輩から課題をいただき、ヒントやキーワードをもらって答えを導き出します。まずは自分でじっくり考えてみて、それでも分からなかった時に質問します。先輩はご自身の仕事でも忙しい中、教えてくださるので質問の内容やタイミングはよく考えてから聞きに行きます。先輩からは、紙に図を書きながら分かるまで時間をかけて教えて頂けるので、とても感謝しています。

DI:私もFPGAについて学んでいますが、今はまだ目の前の問題を解決することで精一杯です。しかし先輩は、目の前の問題だけでなく、それを解決した先に、今後の製品の拡張性を視野に入れ、開発を長い目で見る解決方法を思索されています。今の自分の能力ではまだ難しいですが、近い将来私もそんな開発ができるようになりたいです。

 

社会人になって

― 社会人になって変わったことはありますか?休日の過ごし方なども教えてください。

YK:社会人になって一番変わったことは、生活リズムです。もう慣れましたが、通勤に2時間弱かかる為、早寝早起きになりました。「学ぶ」意識も変わりました。学生の時とは違い、会社では給料をもらって勉強させてもらっていることになります。気合を入れて知識を習得するよう心掛けています。反対に少し無理をしてしまった話になりますが、9月に盲腸で入院してしまい、自分でもまさかそんな事態だとは思いもせず、痛みに耐えながら出社したところ、そこまで無理しなくても、と先輩や上司から言われました。

― 会社に行かなくてはという意識が素晴らしいです。でも、今後は無理しないようにしてくださいね。仕事の状況などもあると思いますが、お休みも取れますので。

YK:はい、その時は自分でもびっくりしました。今はもう大丈夫です。他には、休日の使い方を学生の時より考えるようになりました。学生時代の友人と出掛けることもありますが、他には家でちょっとしたお酒を作って、飲むことが多いです。

OT:学生の頃はスケジュール管理を重要視していませんでしたが、社会人になると必要不可欠であると実感しています。一人暮らしをしていて、食生活が偏りつつあるので気を付けなければいけないと思っているところです。休日は、3連休や有給休暇を利用して、時々一人旅に出掛けています。先日は青春18切符で鳥取・兵庫まで行ってきました。

― アクティブですね!母国のご家族と連絡は取れていますか?

OT:はい、ほぼ毎日テレビ電話で会話しています。日本とグアテマラの時差は15時間あるので、自分は夜22時の寝る前、家族は朝7時の出勤前というタイミングで電話しています。

KT:4、5月の2ヶ月間は、学生時代の乱れた生活リズムを直すのが大変でした。学生の時よりも自由に過ごせる時間は減りましたが、休日には友人と出掛けて美味しいものを食べたり、ゲームに没頭したり、趣味にお金を使えるようになりました。あとは、自分の頭でまずしっかり考えてから行動することが増えたと思います。

HT:仕事のスケジュールを決めて、その通りに進めていかなければならない点は、学生の頃とは大きく変わったと思います。仕事のスケジュールを立てるのも、自分の作業がどのくらい時間がかかるか判断することはまだ難しく、先輩に教えていただきながら計画を立てています。あとは、身だしなみにも気を使うようになりました。

DI:規則正しい生活ができるようになりました。健康には気を付けていて、一人暮らしなので自炊をして野菜をしっかり取るようにしています。あとはスポーツジムに通ってトレーニングすることや、休日にロードバイクでサイクリングに出掛けることが多いです。学生の時よりも、お金を貯めて好きなことに費やせるので、充実しています。

― 食生活の管理、素晴らしいです。ロードバイクが好きな社員が多いですよね。

DI:はい、先日も先輩方ともサイクリングに出掛けて、往復5時間かけて羽田空港まで行ってきました。

― 周りの先輩方との関係はいかがですか?

OT:私も最近ロードバイクを始めたので、近々DIさんや先輩方と一緒にサイクリングする予定です。

HT:5人とも社内のバドミントンクラブに入っていて、私は経験者だったこともあり、先輩方とチームを組んで市の大会に参加しています。多い時は週4回練習することもあり、大学生の頃より練習しているかもしれません。

YK:私とHTさんとKTさんは麻雀仲間でもあり、先輩方と一緒に麻雀する機会もあります。あとは、今度他のフロアの方もまじえたBBQにも参加予定です。

KT:指導担当の先輩と飲みに行く機会もあります。

― これから冬のボーナスが支給されますが、使い道は決まっていますか?

YK:家族にご飯をご馳走したいと思っています。あとは、親からリクエストされているプレゼントを買ってあげようかなと考え中です。

DI:普段、給与は、自分の好きなことに使っているので、ボーナスは貯金したいですね。

KT:パソコンを新しくしたいのと、あとはゲームが好きなので、手が届くのであればVRが欲しいです。

OT:時間と費用の関係でまだ分かりませんが、年末年始の休暇で母国へ帰れたらいいなと思っています。あとは、次の旅行の資金にしたいですね。

HT:家族にご飯をご馳走するか、何かお土産を買って帰りたいと思っています。自分用は、家でもC言語を書いたりするのでパソコンを買い替えたいです。

 

現在の仕事

― 現在はどんな業務を担当していますか?

YK:今後、回路設計を担当できるように、先輩から課題をいただいて、回路を引いています。

HT:少し前までは、基板についているインターフェースの評価ソフトを作成していました。これからはダイアグの設計開発を予定していて、その開発は私がソフトウェアを担当し、ハードウェアの担当はOTさんの予定で、一緒に打合せをしています。

― 同期で一緒に担当できるのは良いですね!今後の進展が楽しみです。

OT:はい、頑張って取り組みたいです。私が担当しているハードウェアの設計は、OJTから引き続き、デジタル・アナログ、FPGA設計です。初めに回路図、製品の外形図などを設計し、それができたらFPGAの設計に入るという流れで行っています。

DI:私はOJTの延長線でもありますが、FPGA設計を行っており、本来接続できないモジュール同士を繋げるモジュールを作成中です。VHDLというハードウェア記述言語を使っていて、調べても参考になる情報が少ない言語なので難しいです。

― 設計の作業の中で、面白いと思う事はありますか?

DI:ハードウェア記述言語の世界ではいかに完成されたモジュールを使いまわすかが肝であるという部分が面白いと思います。使い回しと聞くとあまりいいイメージではないですが、ハードウェア記述言語の世界では、作成してきたモジュールを使いまわし、容易に組み合わせることが強みであり、モジュール同士を組み合わせるだけで製品(集合体)の機能がガラリと変わるところが面白いと思います。

KT:私は先輩の仕事の手伝いをしながら、勉強中です。作成した製品の不具合を確かめるための評価アプリを担当しています。これからは別の製品の評価アプリを作るか、ドライバを作成する予定です。この間は先輩と製品の展示会に行ってきました。

 

― それでは、今後の目標を聞かせてください。

HT:まずは基本的な仕事内容を習得して、仕様書がきちんと書けるようになることです。知識を身に付けたら、周りの先輩方と議論できるようになりたいです。

DI:今はまだ勉強中で具体的な目標をあげるのは難しいですが、ソフト、ハード、FPGAといろんなことに携わっていきたいです。努力すればやりたい仕事に関わるチャンスもあると思うので、若いうちに幅広い分野に触れて知識を増やしたいと思っています。将来的には、中規模から大規模のFPGAの開発にも携わっていきたいです。

KT:3年後までには、会社の製品や業界に関する知識をマスターしたいです。知識を身に付行けた後には、新製品の開発に関わるのが目標です。

YK:先輩からは、FPGAと基板の両方ができるエンジニアになって欲しいと言われています。今までは主にFPGAについて学んできたのですが、これからは基板を中心に扱っていく予定です。FPGA・基板の基礎的な内容を熟知することが当分の目標です。製品の設計に早く携われるようになり、バリバリこなせるエンジニアになりたいです。

OT:一人で製品の設計を担当する、お客様に良い提案ができるようになる、アイディアを出せるようになることが目標となっています。また、これからだんだん海外からのお客様も増えると思うので、その際には語学力を活かせる仕事をするというのも将来の目標です。

― 皆さん、頼もしいですね!

― では、これから就職活動に取り組む学生の皆さんにメッセージをお願いします。

YK:私のようにFPGAの知識ゼロで入社しても、努力次第でなんとかなったりするものです。ですので、自分が今まで学んできた分野とは違うからという理由で最初から企業を絞るのではなく、色んな業界、企業を見るといいかもしれません。多くの企業を見る為にも、就職活動は早め早めに行いましょう。

 

KT:3月から就職活動を始めて、毎日説明会に参加し、何十社も採用試験を受けるというのが就職活動のやり方という風潮もありますが、私はそんなことないと思います。手当たり次第ではなく、自分が入りたい会社を見つけて、しっかり向き合うことが大事です。

 

DI:学生生活が人生の夏休みと言われていますが、社会人もそこまで悪くないと思います。これから長い間働いていくことを悲観せずに、就職活動をしてほしいと思います。

 

OT:就職活動にあたって、自分が何をやりたいのかを把握することは大事だと思います。大変なこともあるかもしれませんが、今だけではなく将来のことも考えて、どのような人になりたいか目標を設定し、それを実現できると思う会社を受けてみると良いと思います。その中で、アバールデータにも興味を持っていただけたら嬉しいです。

 

HT:自分が会社に入って何がやりたいかを明確にすることが大切だと思います。就職活動をしていてストレスが溜まった時に、発散できる趣味などがあると良いかもしれません。それに、趣味の話が面接試験の時にちょっとした話題になることもありますので。

 

後書き

入社当初は、緊張してお互い“さん付け”で呼び合っていましたが、すっかり打ち解けていました。この記事には書ききれないくらい、いろんな話を聞かせてもらい、気付けば約3時間も経っていました。今が充実していると聞けたことは採用担当としてとても嬉しい事です。
写真撮影は、日差しが眩しい中、社屋の屋上で撮影しました。
一見、真面目で穏やかなメンバーですが、5人それぞれが勉強熱心で、頑張り屋であると話を聞いていて強く感じました。これから、どんどん知識を習得して、一人前のエンジニアになる日を楽しみにしています。