CoaXPressについて

CoaXPressの概要

CoaXPressは、AdimecとEqcoLogic社が開発した新しいデジタルインターフェステクノロジーで、通常の同軸ケーブルで高速ビデオ・通信・制御・電源の転送を行います。つまり、ケーブル1本でカメラとシステム間の接続が可能です。CoaXPressは、柔軟性に優れた同軸ケーブルで170mのケーブル長を実現できます。

CoaXPressロゴ
同軸ケーブル

 

CoaXPressの特長

●高いデータレート:最高6.25Gbit(同軸ケーブル1本使用時)、最高25Gbit/s(4本使用)/s
●長いケーブル長:最高170m(ハブ、リピータ不要)
●スケーラブル実装:30m@6.25Gbit/sから最高170m@1.25Gbit/s
●フレキシブルなケーブルソリューション
●簡単な組込:ビデオ・通信・制御・電源を1本の同軸ケーブルで転送
●コスト効率の良いケーブルソリューション
●ホットプラグ対応

 

CoaXPressの接続

CoaXPressの接続イメージ

CoaXPressの機能

 
CXP-1 Single
CXP-3 Single
CXP-6 Single
CXP-6 Dual
ビットレート(Gbit/s)
1.25
3.12
6.25
12.5
ケーブル
1
1
1
2
リアルタイム性
優良
優良
優良
優良
電力消費効率
ケーブル長(m)リピータ不使用時)
120(RG59※)
160(RG6※)
90(RG59※)
110(RG6※)
30(RG59※)
40(RG6※)
30(RG59※)
40(RG6※)
ケーブルの柔軟性
優良
サポート:GPI/電源/コマンド
良/良/良
スリップリング実装
優良
規格
CoaXPress Standard
インターフェースボード
CoaXPress フレームーグラバー
堅牢性(コネクタ/ケーブル)
優良
コネクタ取付
簡単(フィールド/工場)
ケーブルコスト(5m)
約$8
約$16
※RG59:Gepco VPM2000、RG6:Gepco VSD2001

CoaXPressの製品ロードマップ

現在、コンソーシアムメンバーであるカメラメーカー、キャプチャボードメーカー等が製品化を進めています。
また、CoaXPressは今後、下記の図の用に計画されています。(2009.12)
CoaXPressロードマップ

CoaXPressに関しての詳しい情報

CoaXPress公式サイト

 

CoaXPressの標準化

米国・シカゴで開催されたAutomate2011期間中の3月23日に開催されたAIA/EMVA/JIIA の3協会間定例会議 (G3会議)に於いて、JIIA(日本インダストリアルイメージング協会)が2009年より提唱、規格化に取り組んでいたCoaXPress規格が承認され、正式な国際標準規格として成立しました。(日本インダストリアルイメージング協会ホームページより)

 

コンソーシアムメンバー(2009.12現在)

日本インダストリアルイメージング協会
Active Silicon Ltd.
Adimec Adovanced Image systems d.v.
株式会社アバールデータ
Components Express Inc.
日本エレクトロセンサリデバイス株式会社